Sunset Limited


乗客はやはり観光客(列車の出発地がオーランドなので)が多いですが、
やっぱりいろいろな人が乗っているのが列車の楽しみですね。特にアメリカの場合は本当に多彩です。
長距離列車にはダイニングカーが連結されています。朝昼晩と三食ちゃんと提供しているようです。
夕食は客車までウェイターが出向いて予約を取ったりしていましたが、基本的にはダイニングカーに出向いて予約するようです。
予約時に大体の時間は教えてくれますが、ちゃんと名前か番号で車内放送で呼ばれます。
大抵、ラウンジカー(ダイニングカーの隣に連結されていることが多い)に食事を待ちきれない人がたくさんいますが。
ラウンジカーのLower Levelのスナックバーにも、サンドイッチやチーズバー(ちょっと市価より高い)がなどがあるので食いっぱぐれはありません。
スナックバーにはテーブル席も用意されて、カードを楽しむ家族連れなどが大勢居ます。


メキシコ国境に近接しながら列車はすすみ、エルパソ、ツーソンを経てロサンゼルスを目指します。
砂漠地帯で停車中(対向列車の通過待ち)。送電線と自分の列車以外はまったく人工物の見えない場所です。夕日に照らし出された風景は本当に綺麗です。
軍用列車。このほか装甲車などもむき出しで積まれていました。さすがに火砲はハズされていましたが、日本では見られない光景ですね。
テキサスの夕日。列車は夕日を受けながら、送電線と一緒に地平線に向かって進んで行きます。
一夜明けてすでに四時間遅れ。おかげでパームスプリングの風力発電機郡を見ることが出来ました。時間が悪いのか、あんまり回ってるものは多くありませんでしたが、尾根や谷間にたくさん作られています。
こちらもパームスプリングの風車郡。大昔には車の宣伝で、最近では浜崎あゆみのプロモーションビデオでこの風景は使われています。
ロスアンゼルス駅を出発する近郊列車。先頭の客車は機関車を制御するための運転台を備えたもので、欧米では一般的な仕様です。ちなみにこの先頭車は、もともと1960年代に新幹線に対抗してペンシルバニア鉄道(NYなど東海岸でサービスしていた)が発注した高速電車のもので、流れ流れ着き、西海岸のLAで近郊列車に使われています。
長かった旅もいよいよ終わり。列車は、ロスアンゼルス駅に進入します。
いよいよジェネシスともお別れです。
また乗りに来たいものです。


No pics, documents, or other portions of this contentsmay be reproduced in any form without permission from t-hatake.