Telephone in U.S.A


この他にも数種類がありましたが代表的な機種をご紹介します。
またホテルなどの電話はほとんどデータポートがありましたが、
交換機の都合上使えない場合もあるので、モデムセーバーは必需品です。
なお記載事項は必ずしも動作確認をすべてしたわけではなく、
また現地では故障(一部機能だけの故障なども含めて)している機材も
多数見受けられたことを申し添えます。まあそういう国ですので・・・
ちなみに日本の灰色電話ごとくアナログデジタル双方に対応した機材は
まったくなくアナログポートを1個持つのが珍しいぐらいです。
AT&T(なんとか2000)


 キーボードも装備し、メール送受信が可能とのこと。台数は非常に稀少な様子。筐体は従来機の二倍以上、カラーCRT(10インチ程度)を装備し、一般電話のガイダンス(英語など)なども可能。案内画面のメニュー構成は日本の灰色公衆電話に近い。ボリューム調節などももちろん可能。キーボード下に水平にデータポートを装備しており、アナログモデムを使用可能。クレジットカードなどによる架電も可能な様子。実際メールを送る人物には出会ったことはない。
BELLグループほか


いわゆるアメリカの公衆電話。ボリューム調節が可能なモデル(正面左上の水色の四角い部分がボタン:写真)も併設されている場合が多い。回線状態が悪くてそれどころの話ではない場合もあり。一般にニッケル、ダイム、クウォーターを使用可能。東海岸のベルアトランティック、南部のベルサウス、西海岸のベルパシフィックなどで共通の仕様の様子。単立、埋め込み、数台まとめて配置など様々な配置方法でどこにでもある。またコイン返却がボタン式とコック式(写真)などのバリエーションあり。
BELL PACIFIC


ベルグループ機材でデータポートを装備していた機種。ロス空港で発見し、装備台数はかなり多い。ただし東海岸では空港に行っていないので、ひょっとしたら存在するのかも。プッシュボタン部下にデータポートを下向きに装備しトールフリー(1−800)への電話番号へのみデータ通信可能。液晶画面は二行十五桁程度。ボリューム調節などは在来機と同位置。液晶は破損している機材も見受けられ、米国製品にしてはすこし耐久性におとるのかもしれない。
Sprint / Ameritotch(Illinois Bell)
シカゴなどで稀少ではあるが見かけたデータポート装備公衆電話。基本設計がかなり異なる他、データポートが筐体正面右下にあり、液晶ではなくドットデジットによる案内画面。また液晶画面下部に言語選択(英語&スペイン語)、ボリューム、通話切断ボタンを装備し、使い勝手は日本の灰色公衆電話に近い。また一部は筐体正面下部に水平にカードスロットを装備、クレジットカードによる発信が可能な様子。ただしデータポートは故障率がかなり高い。このほかラスベガス空港でスプリントが同型を使用。
テレホンカード(ただのプラスチック板)
アメリカの場合、電話機に依存するカードの仕様だと面倒なので(電話会社がたくさんあるので)、こちらの方式が主流の様子。裏面の銀色の部分に、銀はがしの要領でピンコードがかくれており、使うときにはがす。そのため、一旦トールフリーに電話して、ピンコードを入力し、相手の電話番号を入力するという、少々面倒な手順。このほか、AT&Tなども同様のものを発行している。

 

<番外編>

さて、このハンドセットは何でしょ?わかった方は最近海外に行かれましたね。アメリカン航空のボーイング777のエコノミークラス(笑)の各座席に装備されているハンドセットです。表面がふつうのリモコン、裏がこのようなハンドセットになっています。通話料は、一分五百円前後だったと思います。衛星電話回線とはいえ、エコノミーで各座席にハンドセットが配備される時代なのですね・・・。



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