フィリピン国鉄探訪 その1

 日本の中古車が近年ぽつぽつと入った、フィリピン国鉄の近況です。軌間1067mmのナローゲージ路線で現地人でも知らない人は知らない(廃線になったと思われている)という路線です。フィリピンの様な島嶼国家になるとなかなか鉄道のメリットは生かせないのかもしれません。カビテ地区への延伸等という話もあるようですが、地元バス運転手の猛反対にあって頓挫しているとかしていないとか・・・

尚、文中にある時刻表等は撮影当時のものですので、その後に変更になっている可能性が非常に高いです。

また鉄道の撮影には、地元鉄道警察の許認可が必要です。ご注意下さい。

EDSA駅の様子、世田谷線のような風情です。

レール30kgぐらい?緊締具がそれなりに新しかったりします。

旧JR東日本「こがね」を使っているらしい、通勤快速の案内です。

切符、運賃は距離従量制です。レートはP1(ペソ)=2円くらい

下り列車が到着、韓国ロテム(現代)製、三連のDMUです。

台車はボルスタレスっぽいデザインです。

機関はターボ付きのような、近代的な音を発します。

車内は全ロングシート、プラ製の椅子です。かなり混みます。

トンド駅(始発駅)に移動、日本の元24系などもいます。

貨車は米国型の影響が強いようです。

運用中のようで、それなりに手入れはされている様子です。

とくに緩急車などは意識されていないのかもしれません。

こちらは別の編成、投石と気候の為?、外板の腐食が激しいです。

車内はそのままの様子で、日本語表記も見え隠れします。

更新工事を行われた元12系、車高が少し下がっています。

金網改造された元キハ52と大事に隠されたようなマルタイ

隠されるように置かれていた先頭車、まさか当地でこれを見るとは・・・

日本から送られたばかりの元203系、客車として運用予定の由

ぼろぼろになってしまった元12系・・・

ぼろぼろになってしまった元12系・・・ その2

金網改造が行われていない、新潟色元キハ52の姿も・・・

こちらは金網改造済、ヘッドライトまで覆う割にテールはそのまま。

構内に放擲された有蓋車、米国型の色彩が強いです。

既に放置されてだいぶ時間が経っているようです。

日本国鉄色の元キハ52、客用窓は破損防止に板に変更済み

全面強化プロテクタ付きのタイプの姿も中間に・・・

車庫内で休憩中の元キハ58「こがね」、金網改造が物々しい

韓国製DMUと並ぶ元キハ58、なかなかの不思議空間でした。

放置された元12系、塗装が違うので何かをしようとはしていた様子

別の放置車両、連結器も落ちてしまい、無残な状態です。

日本製っぽい台車も落ちていました。

駅舎内に保存された謎の単車です。

駅前には保存された蒸気の姿も。

別の保存機、米国からの流れ者でしょうか・・・

尚、文中にある時刻表等は撮影当時のものですので、その後に変更になっている可能性が非常に高いです。

また鉄道の撮影には、地元鉄道警察の許認可が必要です。ご注意下さい。

また駅周辺はあまりよろしくない地域ですので、夜間はあまりお勧め出来ないとのことです。

2011.12.03撮影