総合検測に活躍するデヤと、多摩川線近況

 東急では奇数月の恒例行事となっているデヤ3連の総合検測、今回は多摩川線で追いかけてみました。

 通常では多摩川駅の接続線から多摩川線に入り、蒲田で池上線に入線、往復して多摩川駅に帰って行く行路です。

 多摩川線はかつて目蒲線と呼ばれた路線の多摩川駅以遠蒲田側部で、現在ではホームも目黒線と分割されてのんびりと過ごしています。

 車両は18メートル級3両編成(7000系をVVVF化した7700系と1000系が主)、全てワンマン運行されています。

多摩川線は3両編成、1000系と7700系が主力です。

こちらは歌舞伎仕様の7700系、痛みがさすがに目立ちます。

7700系はVVVF、冷房、ワンマン設備などが追加されています。

デヤ72903連の登場、デヤ7290には架線監視ドームがあります。

デヤ7200はドーム類はなく、やや薄味な内容。

池上線の測定を終えての復路です。

中間のサヤは軌道関係の測定を行う車両です。

<おまけ>埼玉高速2000系です。

 今更ながら、簡単にこの3両についてまとめておきます。

 デヤ7200:元デハ7200(7200系)で東急では珍しいアルミ車体で1967年製です。事業用に改造される際に両運転台化されました。

 デヤ7290:元クハ7500でやはりアルミ車体を持ちます。1991年に検測車へ改造(両運転台化等も)、架線測定用設備などを持ちます。

 サヤ7590:1998年に軌道検測用に新造された車両で、車体長が16.5m程と短く、また台車が3つ付いています。

 いずれもご覧のようなカラーリングのため、ファンの間では「派手車(はでしゃ)」などとも呼ばれています。