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当日はあいにくの荒天でしたが、唐木田駅周辺には多くの鉄道ファンが詰めかけました。限定パスネットの行列に至っては、唐木田出張所周囲を囲むほどの長蛇の列、道行く車の中からも何事かと好奇の視線が向けられていました。 さて、9000形は1972年に千代田線乗り入れ向けに製作された車輌です。4両編成と6両編成それぞれ9本が製造され、乗り入れ運用の他、急行運用などに活躍しました。一段下降窓やチョッパ制御なども小田急としては初めてでしたが、なんといってもワシントンDCの地下鉄を参考にしたと思われる前面デザインが大変ユニークで、「骸骨電車」等のニックネームで親しまれました。乗り入れ運用離脱後は地上線で活躍、その後一部は8両固定化のうえ中間運転台を撤去するなどしていました。しかし地下鉄向けの動力性能の為かなり燃費が悪く、先輩格の5000形に先立って引退となりました。 2006.5.13 唐木田出張所 |
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