さよなら 小田急9000形フェスタの模様

 小田急の通勤車輌の中でもひときわ個性的な顔立ちだった9000形、もともと千代田線乗り入れ車でしたが、乗り入れ運用離脱後は8両固定化などもおこなわれ幅広い運用で活躍しました。しかし地下鉄用の足回りは燃費が悪く、先輩格の5000形より一足先に引退となりました。

あいにくの荒天の中、普段静かな唐木田出張所は大騒ぎに。

会場内は主役の二本以外は物販などの構成でした。

いずれもエポックな顔つきの両形式、いずれもアメリカに元祖がいます。

唐木田出張所構内、多摩線内運用の他、多摩急行が主役です。

留置線で憩う乗り入れ車と2000形。

残念ながら昔ながらの準急表示は見られませんでした。

妻面の銘板類、白い車体はサビや汚れが目立つなあ・・・。

中間部の撤去された運転台(左)、手摺りの形が両端とは違います。

小田原方、こちらも幕などの構成は同じです。

ヘッドマークにかろうじて懐かしい黄色の準急表示が・・・。

各所に置かれたのぼり、小田急もイベント慣れしてきました。

唐木田出張所全景、中央の橋は尾根幹線道、後ろは焼却場です。

 当日はあいにくの荒天でしたが、唐木田駅周辺には多くの鉄道ファンが詰めかけました。限定パスネットの行列に至っては、唐木田出張所周囲を囲むほどの長蛇の列、道行く車の中からも何事かと好奇の視線が向けられていました。

 さて、9000形は1972年に千代田線乗り入れ向けに製作された車輌です。4両編成と6両編成それぞれ9本が製造され、乗り入れ運用の他、急行運用などに活躍しました。一段下降窓やチョッパ制御なども小田急としては初めてでしたが、なんといってもワシントンDCの地下鉄を参考にしたと思われる前面デザインが大変ユニークで、「骸骨電車」等のニックネームで親しまれました。乗り入れ運用離脱後は地上線で活躍、その後一部は8両固定化のうえ中間運転台を撤去するなどしていました。しかし地下鉄向けの動力性能の為かなり燃費が悪く、先輩格の5000形に先立って引退となりました。

2006.5.13 唐木田出張所