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超音波レール探傷車
さてさて、まずは納入されたばかりの最新型レール探傷車です。ロングレールの溶接部などに発生しやすい微少なクラック類を発見するための車両で、4人の作業員を乗せ、時速約40キロ程度で溶接箇所を調査できるそうです。案内していただいた係りの方も、まだマニュアルに目を通した程度で、使い方はこれから勉強するそうです。
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小田原側の台車
新宿側の台車と小田原側の台車は構造が異なっており、小田原側の台車はこのようにブレーキディスクが露出しています。伺ったところでは、こちらが駆動台車になるとかで、構造上の制約からこのようになったそうです。なんか妙にホイールベースが小さい気がしますので、そのへんが関係しているのかもしれません。ただし、運用時には進行方向前後の関係はなく、どちら向きでも使えるそうです。
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センサー部
こちらが肝となるセンサー部です。 なんか黒板消しが3つ並んだみたいな感じです。
全くの私の推論ですが、数年前に小田急では、向ヶ丘遊園の駅でレールの溶接が切れて一日中電車を止めたことがあり、この探傷車もそういった事故を受けて導入されたのかもしれません。
それはともかく、これから新しい夜の人気者(?)として活躍してくれることを願います。 |
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小田急では、小型(2両連結)ながらスペノのレール削正車を2セット保有しています。やっぱり輸入車だけあって独特の顔つきです。
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2両目にあるヤスリ
こちらは2両目です。台枠下にあるのがレールを削る部分で、今回は展示用にカバーがはずされていたようです。
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作動位置にセット
実際に削ることはしませんでしたが、レールにヤスリを当てるところはみせてくれました。円盤状のヤスリが片側4枚づつ備わり、レールの形を補正していくそうです。また、削りかすを吸い取るためのバキュームも備えているそうです。
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散水装置
1両目の連結面側には、このような散水装置があります。レールを削る際に出る火花で枕木や雑草に引火することを防止する目的だそうです。 |
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マルタイ
続いては見慣れたプラッサ製のマルタイの登場です。保線車両としては比較的ポピュラーな部類に入り、子供なども「タンパー君」などと呼んでいました(そういう紹介をするビデオなどがあるのかな?)。
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小田急式マルタイの動かし方
このマルタイは作動部が前後にある程度動くようになっており、車体を動かさなくても、前後位置の微調整が出来るのが特徴です。
伺った話では、車内からも操作できるそうですが、小田急では信号ケーブルや地上機器の破損を防ぐ意味合いもあって(そういう予防センサーは積んでいるらしいのですが)、2人が車内、1人は外で作業の様子を監視するようにしているそうです(動かそうと思えば、車内の2人だけでも作業は十分に行えるそうです)。
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作動部
中央に見える1軸台車は作動部を支えるための物の様子で、作動部のもう片側は車体と連結され、前後に尺取り虫のようにガチョンガチョン動かして微調整できます。 |
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作業中
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ちなみにこのマルタイ、1両約2億円するそうです。欠かせない車両とはいえ、大手じゃないと買えない値段ですね。
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マルタイ 小田原側
こちらも見慣れた顔です。
側面の防音壁は、間近でもそれなりに効果があるようです。下部のビニール部は、どうするのかと思ったらそのままズルズル引きずっていきます。
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バラストスイーパー
出番がなかったバラストスイーパーです。おかげでマルタイが作業した後は、バラストが散らかり放題でした。
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軌陸兼用車
こちらもおなじみの車両群。小田急では架線張替の実演などはなく、車両の説明やバケットの展開などのみで、電力部の人はちょっと寂しそうでした。
こちらの車両群は、20000形ロマンスカーと同じ色に塗られています。
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レール運搬車です。まあフラットカーにホイストをつけただけのような構造なので・・・。
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レール運搬車
後方の2600形にはわき目もふらずフラットカーやダンプを撮影する私、周りの人は何者かと思っていたことでしょう。
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???
で、これがなんだか判らないんですよね・・・。
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ダンプ
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モーターカーほか
こちらも端に収納されていたモーターカーなどの編成です。
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???
こちらも何でしょう?(確か昔の軌道検測車だったと思うのですが)
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モーターカー
海老名にいたモーターカーは、このようなモデルが主流で、昔ながらの凸型は見かけませんでした。
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新旧?
手前のモーターカーは丸目、奥の物は角目です。どちらもきれいに維持されていますので、どちらが古いモデル化はちょっとわかりません。
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別のレール運搬車群
こちらはまた別の編成です。
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話題のクヤ31
軌道と架線の総合検測ができる、話題のクヤ31です。実車を見て気づいたのですが、側面の帯はなんか適当に手塗りした(?)物のようです。なにかデザインを考えあぐねた結果なのでしょうか・・・。
今の所、給電改造を行った1000形4両編成と併結して運用されるようです。実際の本格使用は、来年春からとなります。
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検測台車
台車は2つとも検測を行えるような物です。営業時間内に回送や臨時スジを使用して検測できるのが、この車両の最大のポイントでもあります。
このほか屋根上には検測専用のパンタグラフを備えております。
軌道と架線の両方を1台で検測できるのは、業界初だそうですが、そのせいか単価は約8億円、かなりな高級装備となっています。
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ええと・・・
普通には(?)こちらが主役です。真ん中の2600形はこの日は新宿から抽選で募った乗客を乗せて走ってきました。最後の1編成となった2600形ですが、小田急の計らいで旧塗装に戻されました。
右端の10000形も、バリアフリーに改造できないために遠くない将来に姿を消すそうです。
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旧塗装2種
左の2200形は、1954年にデビューした小田急では初めての軽量、高性能車両です。デビュー当時はおでこのヘッドライトが一つだったりと、外観がやや異なります。1984年までに全て退役しました。
右の2600形は、1964年に誕生した20m幅広車体を初めて採用した車両です。回生ブレーキなどを搭載することで、経済性なども考慮した設計になっておりますが、この1編成を最後に全て廃車となる予定です。
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2200形の足回り
2200形はその湘南顔もさることながら、下回りに近代的なカルダン駆動や、その後の小田急の標準となるHSC-D制動、アルストムリンク台車を採用したのが大きな特徴の名車です。
片開きのドアも懐かしいですが、その窓に張られた楕円形のシールも懐かしい物ですね。
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あら、懐かしい・・・
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デキ1012
1927年に製造された電気機関車です。もともと保存目的で確保はされていたもので、今後も末永く保存されるといいですね。
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3000系 SSE
言わずとしれた、名車中の名車です。退役後も取締役会で永久保存が決定するなど異例の待遇を受け、この海老名の専用車庫で静かに過ごしています。 また新宿寄りをデビュー当時の先頭形状に復元し、一粒で二度おいしい(?)構成になっています。
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運転台
中学生時代に御殿場駅で見た以来です。懐かしいやらなんやらといった感じですが、こうして定期的に拝めるのはありがたいことです。
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ロマンスシート
ワインレッドのモケットも懐かしいシートです。今の眼で見てしまうと背ずりが薄かったり、テーブルが小さかったりとしますが、なかなかいい味が出ていると思います。いかがでしょう?
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低床構造
SE車と言えばその速度性能が有名です。速度性能を追求するために、車体の高さはかなり抑えられた設計になっており、車端部にかけてスロープが、そして連結部はさらに一段高くなっています。
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走る喫茶室・・・
廃車当時そのままなのか、隅に置かれた箒も、蛇口につけられたシャワーもそのままになっています。明日にもまた車販のカートとおやつとコーヒーが並んでそうな雰囲気で、ある意味こんな保存もありかなあと思っちゃいます。
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プレートなど
この車両のお祝いに作られたとさえ言われる、ブルーリボン賞のプレートです。なんか懐かしい書体ですね。
乗務員室入口の屋根にRがついてるなんて言うのも、なんか新しいですね(きっと強度とかの関係なんでしょうけど)。
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