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今年は好天に恵まれ人でも多かった様子のふれあいフェスタ、模擬店の食品などが売り切れ続出となるほどの大にぎわいでした。 さて今回は目新しいものはないのですが、現業の方にお話を伺いましたのでそのあたりをちょっと・・・。 まずハイブリッドカーですが、価格はキハ110の3倍程度で量産効果が出れば「多少」は下がる余地があるそうです。長期的には燃料電池を採用し、屋上のバッテリーと床下のエンジンを撤去を行うのが目標だそうですが、過渡的には量産型のハイブリッドカーを作る考えもあるようです。ちなみに床下のエンジンは小型ながら450PS(?)という出力だそうで(短時間しか使わないから?)、回生ブレーキ時にバッテリーへの蓄電として消化できない場合は発電機を介してエンジンブレーキもかけられるそうです。排気のクリーンさにも気を遣い、現在の都内のディーゼル規制もクリアできる程とのことで、確かにディーゼル音はするものの黒煙は見られませんでした。 次いでJR貨物のEF64、更新価格は下回りだけで3000万前後(モーターや配線類などもほとんど交換するそうです)、全体では7000万程度かかっているそうです。もっとも新造した場合には3億程度になるそうなので、それなりのメリットはある様子。塗装はいまでもいろいろ試行錯誤しながらだそうですが、国鉄色がほぼ1層塗りなのに対して更新色は最低2回、厚い部分(初期の更新色など)では6回程度塗り重ねるそうです。このため耐候性が良いそうで、パテ補修部などでもバリッと剥がれづらいそうです。このパテと塗装の剥がれは車体腐食の大きな原因だそうで、このほかにも弾性パテを採用したりして対策を行っているとのことです。 ところで先日EH500が踏切事故で入場したそうですが、「く」の字に折れる前面のデザインが意外と補修しづらいそうです。補修サイドからするとあまりデザインに走られても事故補修時に困るとのことで、なかなかこのあたりが機関車のデザインがちょくちょく変わる理由かもしれません。 最後になりましたが、お忙しい中にもかかわらずお話していただいた現業の方々に厚く御礼申し上げます。 |
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