EF55&EF58でゆく「奥利根号」

  いまや連休などの恒例となった「奥利根号」、今回はEF55&58牽引です。

実はこの手のイベント列車には初挑戦で、どきどきだったのですが、乗車一週間前に思いつきで切符を取った割には、

予約時に窓際席が何も言わずに出てくるわで、当日までいろいろ疑問が山積(笑)。

そして乗って判ったのですが、乗るよりも撮る人の方が多いみたいです。イベント列車ってこんな感じでしたっけ???

快速扱いですので、乗車券と指定券が有れば乗れます。

上野発の客車列車名物の推進回送、純正12系もいまやこの6両のみ。

どこへ行ってもカメラの大放列が待ちかまえる人気者、EF5861です。

E231からみると、ほぼ曾祖父に当たるような世代のEF58。

懐かしい香り漂う、正しい国鉄型(笑)の車内。

座面だけが、もあっと生暖かくなるヒーターも健在です

京浜東北線に負けない力走と、好奇の視線を受けながら北上!

さいたま新都心を眺めながら、大宮駅まではあっというまでした。

大宮工場には301系の姿も・・・

人気は今ひとつのEF60−19号、奥利根号にも登場するそうです。

高崎機関区の側線にはこんな車両たちも・・・

いまでも旧型客車がわずかに高崎に残っています。

奇跡の復活を遂げて以来、イベント用に活躍するEF55が登場です。

従台車も1輪のみ、軸配置は流線型側から4−6−6−2となります。

渋川で一休み・・・撮影など思い思いの時間を過ごします。

木製の窓枠、維持が大変そうな部品です。

古風な貨物移動機、ロッド式なのがユニーク。

次に検査予定の車体、年1両ずつを交代で検査に入れるそうです。

銘板全体もブーメラン調(?)の形をしている、富士重工の銘板です。

国鉄型で遠出をするときにはずいぶんお世話になった、便所知らせ燈

列車はゆっくりとした速度で紅葉を魅せながら、水上を目指します。

のんびり車窓を楽しんでるうちに、終点の水上に到着です。

 水上到着後、EF55はすぐに転車台へ。そのまま帰りまで昼寝です。

165系の床下機器を流用して作られた107系です。

 特急が到着すると、旅館などの送迎車がゾロゾロと集まってきます。

有人の改札です。改札口上に掲げられた時刻表なども懐かしいもの。

前後ドアの狭幅車体を持つ、関越交通のバスです。

新幹線リレーバスに充当される前ドアのみロマンスシート装備の車両。

動くの・・・かなあ・・・

1日4本の長岡からの電車に充当される3両編成の115系です。

特急「水上」に充当される、耐寒仕様の185系200番台車です。

昼寝から起きてきて、もそもそ構内を動くEF55・・・。

 のんびり学生旅行集団も、快速奥利根を利用していました。

晩秋の上越路を快走する、EF55以下6両の12系

渓谷を快走する列車、窓の開けられる12系はこんな時いいですね。

高崎からはEF58の再登場、連結作業もなかなか上手でした。

普段は絶対出来ない、都市区間での窓開放もしてみました(笑)。

常磐線のE231とも併走しました。上野まではもうすぐです。

懐かしい車内オルゴールと共に上野に到着です。

上野駅では黒山の人だかり、相変わらずの人気ものぶりです。

 久々の客車列車(アムトラック以来かな)に懐かしい国鉄内装など、ファン冥利に尽きる列車でした。

 沿線はいつもながらカメラの大放列でしたがやはり敷地内に立ち入る方が多く、しばしば大減速を余儀なくされる場面もありました。

 一方で、高崎以遠の区間では一般の人の関心もそれなりにあるようで、新しい観光資源として定着してきているようです。

 2003.11.??乗車、撮影