ゲレンデ蔵王号で活躍する、583系

 気づけば定期運用がほとんど無くなってしまった583系、そんな583系が臨時快速として大船から蔵王を目指して週末にがんばりました。

 スキーをしない私(寒いのはとても苦手)は、帰りに寄り道して大船から新宿まで乗ってきました(笑)。

途中、横浜付近ではサンライズとの顔合わせもあったり・・・。でも583に乗りながら渋谷109−2の脇を通るとは思いませんでした(笑)。

 ゲレンデ蔵王に活躍する583系です。

外貼シールの行き先表示、べろべろに剥がれている物も・・・。

窓のブラインドは、いつのまにか無くなってしまったようです。

 今見るとすさまじく小さい(笑)、通路側席のテーブル。

左:洗面台 / 右:出入り口付近

 左:洗面台 / 右:出入り口付近

まさに分散された冷房装置 懐かしいデザインの東芝のロゴ付き。

乗車率は横浜と新宿からはなかなかの盛況ぶりでした。

新宿に到着したゲレンデ蔵王号

新宿駅ではきちんと列車名がされていました。

 意外にも乗車率の良かったゲレンデ号、しかし寝台側も座席側も乗ってからしばし閉口する乗客が多く見られました。

 特に座席に至っては「これで蔵王まで行くのかあ・・・」といった会話もあちこちであり、583系の商品適性について疑問を持ちました。

 カメラを持ってぶらぶらしているときも、「狭い」、「キツイ」、「なんか椅子が倒れない(リクライニングの事でしょう)」といった酷評が・・・。

 喜んでいるのは、専ら大きなカメラを手にした鉄道ファンのみといった様相です。当然内輪でうんちく三昧なんでしょうけど・・・(笑)。

 格安スキーパックのバスですら当然リクライニングシートを装備しますので、一般人の感性としては「ぼろ電車」の印象をぬぐえません。

 うちもスキーに行くつもりなら使わないでしょうし・・・。今後、どういった対応を考えているのか気になるところです。

2002.2.20大船駅ほか