東京メトロ さよなら5000系と東西線の近況

 転居したのに伴い乗る機会の多くなった東西線です。数年前のJR側乗入車の一斉更新に続き、メトロ側でも老朽化の進んだ5000系の退役、東葉高速でも1000系の退役が進むなど、世代交代が急速に進んでいます。最終的にはメトロ05と07系、東葉2000系、JRE231系に統一されるようです。趣味的にはちょっと面白くないけど・・・。さて、営団にとっていろいろな初物が多かった5000系、ひとまず三月の信号系統切替に伴って退役となりました。そんなわけで深川車庫でイベントが開催され、当日は絶好の行楽日和となり、なんと一万三千人という動員を記録したそうです。そんなわけで、もう場内はぐでんぐでん・・・スタッフの皆様お疲れ様でした。

恒例の車体吊り上げ、ごらんの様な大変な人だかりです。

独特のクレーンの構造と屋根周り。意外と明るいです。

車体を下げている模様、独特の馬が使われています。

ちょっとアンティーク、ハンドメイドなフォントがステキ。

構内にはお約束のミニ電車、なかなかの力作です。

車体吊り上げ実演に戻って、センターピン付近のクローズアップ。

中間連結器、ありがちな完全な棒連結器ではないのが特徴。

 中間連結器の受け具、ベアリング状の作りです。

箱型のものがほとんどな中で、ひときわ目立つ丸い連結器受。

整備後の台車、最近の台車は意外なほどシンプルな構造。

屋外展示では歴代東西線車両が集結、会場は大変な混雑に・・・

同一車種で別素材を使うという、技術革新期らしい変遷です。

今後の東西線主力車種、07系は初期車4本が転入しました。

05系も初期デザインはかなりアナログな雰囲気です。

 07系と5000系の共演はちょっと珍しいかも・・・

ハイライトブルーが意外なほど似合う07系、曲線が特徴です。

東西線最後のツーハンドルになった5000系、かなり窮屈な設計。

歴史を感じる方向幕、東西線の歴史が刻まれています・・・

一部が未だ黄色のままの、改修中の07系です。

東側の別会場にて、オフセットされた運転台が目を引きます。

低床ダンプを横から、かなり小径車輪を採用していると思われます。

最近流行の高床モーターカー、各社で同形車両を見かけますye

上とはキャブデザインなどが異なる機種、デッキにはレンタル建機も。

モーターカーに続く貨車、なんだかかわいらしいです。

社員送迎用?のバス、奇しくもJRと交換です。

基地近くの空き地に留置された、旧型の自動改札機の群れ。

05系ワイドドア車、ワイドドアシールはいつの間にか撤去されてます。

05系初期車、意外と細かいバリエーションがあります。

05系の末期車、どうしても目つきが悪く見えてしまうデザイン。

東葉高速待望の新車、05系末期車とほぼ共通設計になっています。

最後まで残ったアルミ製編成、旧営団初のアルミカーでした。

JRから乗り入れてくるE231、地下鉄用にモディファイされています。

退役も間近、集中的に運用投入された最後のステンレスカー。

車内は典型的な60年代仕様です。

早朝の妙典始発運用に充当された、退役間近の5000系。

07系とも短期間ながら共用、デザインの差がすさまじいです。

退役後、行徳検車区に留置状態が続くアルミカー、保存目的??

3両編成に短縮の上、保管されています。

たまに5000系が移動していますが、もしやこの仕業??

行徳検車区奥に憩う保線編成。

保線車両としては使いにくそうな、箱形のモーターカー。

それなりに古いのか、営団の文字がしっかり残っています。

何に使うのか不明な車両、コンテナ改造の排水ポンプ??

やはり用途不明の車両、バラストクリーナーかな・・・

<おまけ>東北線より転入した房総211系、帯色が独特です。

房総の183系を駆逐したE257系、5両1ユニットで使用されます。

注;試験的に従来より大幅に低い圧縮率で圧縮した画像を一部に使用しています。極端に重くなってしまった場合はお知らせください。

 5000系は東西線開業時より活躍する、セミステンレスまたはアルミ車体をもった車輌です。営団初の20m級車体を持ち、前作の日比谷線用3000系に比べ、やや高速運転向けのセッティングになっていたようです。1964年に東西線向けに18両が製造されたのを皮切りに増備が続けられ、最盛期には400両以上が活躍しました。基本構造は外板のみがステンレスのセミステンレス構造で、アルミ車両は生産数も少なく、6000系などへ向けての試作的位置付けだったようです。増備が比較的長期にわたったこともあってバリエーションが多い形式です。東西線のほか千代田線でも一時期活躍、末期は東葉高速鉄道へ転属した車両(現在は全廃)、しなの鉄道への譲渡計画などもありました。現在は千代田支線に3連2本6両のアルミカーが残存、またジャカルタ都市圏で輸出されたセミステンレス車両が活躍しています。

 特別企画(走行音) 東西線5000系最後の力走(原木中山〜妙典間) / 特別企画(映 像) 東西線5000系 妙典駅発車

2006.11〜