都営フェスタ2004

 都営地下鉄の馬込基地で都営フェスタ2004が開催されました。1967年に開設されリフォームが進む馬込基地ですが、今回はその新しい工場も公開されました。この他、退役が噂される都営5200型の展示やはるばる北総線や芝山鉄道からも車両が展示され、なかなか内容の濃い展示車両群でした。当日は撮影の整理券も配布され、スムースに撮影が行われました。他にもグッズ販売などでなかなかの盛況だったようです。

ずらりと並んだ浅草線の車両、このバラエティも浅草線の魅力です。

初代5000形亡き後は、右の5300形が主力です。

達磨とあだ名される京急600系と、独特の顔立ちの北総9000系。

京成からリースされる芝山鉄道3600系、この8両のみのレア物。

新工場の入り口から、清潔感漂う現代的な構内です。

点検中の5300形、初期型は短いスカートが特徴。

台車などの予備部品を格納する設備、全自動で格納や管理を行うとか。

予備台車や車輪は、こんな感じのパレットに乗せて格納されています。

右中の銀色の筒は暖房だそうです。

予備の(?)クーラーのカバー、ぴかぴかでした。

新しい車両移動機、バッテリー蓄電式のようです。

すごく無難なバッテリー機らしい顔立ち。

連結器は、将来の大江戸線12−000形受け入れに備えて両対応。

バッテリーロコの充電器はこんな感じ。長年の疑問が解けました。

こうしてみると、今の電車ってずいぶんノペっとした顔なんですね。

5200形にもこの様な特製シールが貼付されていました。

将来の大江戸線受け入れに備えた電留線も用意されています。

<おまけ>大門電路区、ショットガンでも持ってそう・・・。

 

 

 

 

 都営浅草線は郊外電車との相互直通運転を初めて行った地下鉄線として有名ですが、現在でも京急・京成と盛んに乗り入れを行っており、北総や旧住宅公団、芝山鉄道などの車両も入り乱れての直通運転を行っています。車両は18m3ドアロングシートで統一されています。現在の主力は1991年から登場したアルミ車体VVVF制御の5300形で、5200形は現在では8両1本となりほぼ固定化した運用で使われるのみとなりました。ちなみに馬込基地では将来大江戸線の車両の検修も行う予定で、現在接続線を建設しているとのことです。