日立電鉄と水戸周辺の鉄道

 2005年3月を以て廃止がほぼ決定している、日立電鉄に行って来ました。数年前から旧営団銀座線の車両(下回りは確か旧営団3000系のもの)に総入れ替えが行われるなど体質改善に尽力しましたが、残念ながら廃線が濃厚になってしまう結果となりました。

JR常磐線との結節点、大甕(おおみか)駅に停車する2000系。

大甕駅で交換する、旧塗装に改められた3000系重連。

かつて銀座線の名物だった瞬間停電時に活躍した、非常灯。

営団マークもそのままに。

久慈浜駅に留置されていた3000系。

アントに連結されたまま留置されている2000系。

散水車として活躍するフラットカー、結構年季が入っています。

やはり年季が入っていそうな無蓋車の姿も。

日立電鉄の駅銘板には、この様に挿絵入りのものが多いようです。

謎の仮台車、結構価値があったりして・・・。

昼間は無人の久慈浜駅事務室、昔懐かしい香り。

小さな駅前ロータリーの工事もすっかり中断されている、駅前。

軒先をかすめるようなガード線路、電車も最徐行で通過します。

曲線部の線路にもうけられたチョックも、最近は減ってきました。

パープルのシートが懐かしい車内、のんびりした時間が流れます。

帝国車両の銘板も最近はめっきり見掛けなくなりました。

まさに銀色の、シルバーシートです。これも懐かしいなあ〜。

ATCやデッドマン装置など、近代化が行われている運転台。

終点の常北太田に到着、構内がなかなか広い駅です。

常北大谷はたくさんの電車(旧営団車)が留置されていました。

反対側の終点、鮎川。構内も側線の撤去後が目立つ寂しい駅です。

非冷房かつ埋め込みベンチレーターなので屋根上が妙にキレイです。

鮎川駅で昼寝中?の車両。日立電鉄は車体広告車も多い。

鮎川駅の脇を駆け抜ける常磐線、もうすぐお別れです。

鮎川駅の奥に留置中の2000系。寂しく途切れた線路が何とも・・・。

3000系はなぜかブラウンのシート、張り替えたのでしょうか??

大甕駅に留置されていた車両、こちらもお酒の広告。

夏に運転されたまま留置されるビア電、色の褪せ方がすごいですね。

比較的年代が近い物同士、どんな挨拶をするのやら。

常北太田駅に隣接する常陸太田駅を発車する、水郡線キハ110。

こちらは勝田駅にて、休憩中のビバあいづ塗装485系4連。

同じ編成を反対側から、こちらはクロハ481です。

「ゆう」も留置されていました。なかなか変わった顔つきの車両です。

常磐線の主役415系、近い将来置き換えが始まるようです。

勝田駅に到着する651系スーパーひたち。

勝田に発着する茨城交通、このキハ22は羽幌炭坑からきた車両。

水戸駅で待機中のDE10。牽引するのはたった5両のコキ。

水戸駅から発着する鹿島臨海鉄道の6000系、近代的なDCです。

 上野駅に到着した651系、慌ただしく乗客が消えてゆきます。

 ステンレス車体の豪華寝台特急「カシオペア」。

 日立電鉄の車両は2両連結の2000系と単車走行が可能な3000系で構成されています。いずれも旧営団銀座線2000系を譲受したもので、下回りは旧営団3000系のものを流用、1990年代前半に京王重機で改造を受けました。このため下回りは妙に近代的なミンデンを履いており、CPもけたたましい音がするなど、妙なバランスが魅力(?)の電車です。但し構造上の制約か、冷房改造はされませんでした。