米海軍厚木基地 桜祭り2009

 米海軍厚木基地、春の恒例行事となったさくら祭の模様です。最近は近隣からの苦情等で飛行展示はおろか、リモートでのフライパスすらないというちょっと寂しい内容ですが、その分といってはなんですが、実は普通博物館でも設置されているような機体を囲う柵が無い、極端にいえばベタベタ触り放題というユニークなイベントです。おかげで写真は最高に撮りづらいんですが、ちょっと前のアメリカらしい長閑な印象を受けるイベントでもあります。

ゲートガーディアンになったF14です。

基地内の循環バスのバス停、なんだか異様に豪華な・・・

 ずらりと並んだ海自のP3C、昔に比べて色がおとなしくなりました。

海自のSH−60K、SH−60シリーズもすっかり海自にお馴染み

新鋭救難飛行艇US−2の試作2号機、前方キャビンが与圧式に。

正面から見ると、新しい6翔プロペラが一段と目立ちます。

こちらは米海軍のシリーズ最新型、E2Dスーパーホークアイ

こういう派手な塗装、意外と士気に関わるそうで一定数が居るとのこと

近くに居たクルー曰く、スーパーだから「超」と書いてみたとのこと。

レガシーホーネット、おそろいカラーのスーツが印象的です。

こちらはスーパーホーネット、ここまで接近して撮れるのもここならでは

いかにもアメリカンな赤く塗られたテールと星の鉢巻

こちらもスーパーホーネット、気軽に記念撮影できるのも厚木の良さ

ディティールに見入る親子、ノズルを観察するマニアなど思い思い。

数年内に退役とも言われるEA−6B、独特のラインが印象的です。

やはり日本に居る期間が長いと、日本語をかじって書きたくなるようで

ターボジェットエンジンなEA−6、デザインもなんか丸みのある形です。

EA−6を特徴付けるテール頂部のアンテナです。

米海軍のSH60の後部胴体、見事なまでのジャポネスク塗装

こちらは別のSH60、旭、フジヤマ、サムライ、わかりやすい

 海自のYS−11、前方にカーゴドアを持った輸送型です。

科学消防車、国産をもってこれるあたりがさすが米軍です。

こちらはポンプ車、割と年季を感じるデザインでもあります。

アメリカの消防車らしい消防車な一台も

 毎年恒例となった厚木基地のさくら祭、先述したように展示機体に0mmまで近づけるという粋なイベントで、マニアのみならず家族連れも航空機の構造を興味深そうに眺めていました。またクルーと気軽に会話できるのも特徴、物販も少なめでちょっと買おうものなら延々とクルーと話をしたりとか、今では希少な牧歌的イベントです。全体の写真は撮りづらいですが、ディティールを極めたいもデラーや普段なんとなく遠巻きに見る一線機を身近に見てみたいメカ好きにもお勧めです。

 ※記載内容は2009年時点での状況等に基づいています。 2009.03.28厚木にて